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 高の石造宝塔  城南町

高の石造宝塔
本宝塔の素材は阿蘇熔結凝灰岩。下から、基礎石・塔身・方形笠・宝珠の四部から成る。ただし各部分すべて異なる制作年代と考えられ、塔身が最も古く鎌倉時代の特徴を有している。基礎石は正応四年(1291)の銘文が刻まれ、もとは五輪塔の地輪を転用している。笠および宝珠は後補で、これら四部材をセメントモルタルで接着したのが現在の形態である。
法量は総高120.4cm。各部の高さは基礎石35cm、塔身37.9cm、笠24.5cm、宝珠23cmである。
塔身は、四方に仏龕が刻まれ、それぞれに金剛界四仏の阿シュク如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来と思われる座像が蓮華座上に半陽刻される。表面がかなり風化しているが、像容の優美さは制作当初の面影を伝えている。
本塔は、城南町宮地七所宮の天福二年(1233)銘の宝塔と造形的に共通しており、野田大慈寺の県指定重要文化財宝塔塔身に刻まれた元仁元年(1224)のものと同時代と考えられる貴重な作である。
熊本市内の宝塔の中でも古い年代のものである。


正面

西側