| 文化のページ |
| 七所宮の石造宝塔 | 城南町 |
| 七所宮(しちしょぐう)の石造宝塔 本宝塔の素材は、阿蘇熔結凝灰岩。宮地神社(通称、七所宮)に所在。下から基礎石、塔身、方形笠、空輪(※)から成る。塔身に鎌倉時代の紀年銘が刻まれる。但し、他の部材は当初のものではなく後補になる。 法量は総高108cm。各部の高さは基礎石台座19cm、塔身45cm、笠17cm、空輪27cmである。 塔身は、四方に仏龕が刻まれ、それぞれに金剛界四仏の阿シュク 如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来と思われる座像が蓮華座上に半陽刻される。表面がかなり風化しているが、四仏の像容は鎌倉前期の面影を留めている。 現在地で南面する仏龕の右側に「天福二年(1233)十一月 日」、左側に「大勧進僧□秀」と陰刻される。本塔を紀年銘作例として基準作とすると、共通点の多い城南町高の石造宝塔を、本塔とあまり年代の変わらない作と比定する根拠となっている。 また、この種の宝塔では、野田大慈寺の県指定重要文化財宝塔塔身に刻まれた元仁元年(1224)銘に次ぐもので、貴重な作である。 (※)宝塔の上部は、相輪を乗せるものであるが、現在は、花崗岩製の五輪塔風空輪を乗せている。 |
|