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| 県指定 有形文化財 美術工芸品 書跡 | 伊勢物語 黒髪2丁目(熊本大学) |
| 伊勢物語は平安時代前期の代表的な歌物語である。在原業平の歌集を主要な材料として物語化したものであるが、その作者は明かではない。伝本の系統は複雑であるが、永青文庫本は「武田本」と呼ばれる藤原定家の写した一本を、冷泉為秀(〜1372)が伝えた系統のもので、本文の行間に多くの書き入れが加えられている。この註記は二条家流の旧註を多く取り込んでおり、室町時代後期の伊勢物語の受けとり方を研究する上で、極めて注目すべき資料である。箱書きによれば、本文・細註ともに関白一条兼良の筆とされている。 | |
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