加藤清正の側室本覚院殿墓の移設工事に際し出土した、小木佛1点、柄鏡1点、丁銀1点、柩金具一括を市指定文化財として指定したもの。 小木佛は、水晶の窓付容器に入った全長2.7センチメートルと小さいもので、尊名は不明である。柄鏡は、小型だが厚みがあり上等な作りである。背面には、沢瀉紋(おもだかもん)が鋳出されている。丁銀は、本覚院の没年からみて、慶長六年の慶長丁銀といえる。 柩の表面を飾っていた金具は、装飾の中心になる据物と区画の帯飾りや角飾りの金具とがある。据物の意匠には桔梗紋、牡丹紋、橘紋がありいずれも良好な塗金で飾られ、桃山の雰囲気を漂わせる豪華なものである。